災害に対する看護の備えの研究室

ご挨拶

 WHO(2002)は、災害を生じさせうる出来事とそれへの対処能力とのバランスにおいて、その出来事が人間社会にとって災害となるかどうかが決まると述べており、出来事自体が災害につながるかどうかは、その性質のみから事前には予測することは困難であるといえます。しかし、防災・減災を行い、災害に対して備えていくことは、被害を最小限にとどめる上で重要であり(広瀬、 2004)、備えのための行動の必要性が強調されていますが、同時に備えの難しさも指摘されています(山本、 2005)。
 そこで、我々研究チームでは、2015年より先行研究で作成された「災害に対する看護の備え尺度」について様々な方法でその内容の妥当性や有用性を検証してきました。
 このたび尺度の妥当性、有用性の検証が済み、実用化のためにこのホームページを開設いたしました。広く皆様にご活用いただきたく思います。
 本ホームページは、JSPS科研費 15H5069の助成を受けて実施しています。

   
研究代表者
山本あい子
 
(四天王寺大学看護学部 教授)

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